「高浜原発うごかすな!1.22関電包囲全国集会」に参加しました


集合(大阪中之島)→出発集会→デモ行進(西梅田公園まで)→関電本店ビル前での集会のコース。
参加報告です。
(再稼働阻止全国ネットワークhttp://saikadososhinet.sakura.ne.jp/rn/archives/tag/%E9%AB%98%E6%B5%9C%E5%8E%9F%E7%99%BA )

関西電力高浜原子力発電所は、福井県の西端にあり京都府舞鶴市と隣接するところに建てられています。(2015年8月25日版「若狭の未来を語るつどい」に詳しい)
http://g-kowai-wakayama.up.seesaa.net/image/2015-08.pdf

高浜3・4号機の再稼働と差し止めの経過、および1・2号機の老朽原発については以下の通りです。
●1974年に1号機による営業運転を開始、以降85年に運転開始の4号機まで、4基の原子炉がある。2011年1月には3号機でプルサーマルによる本格運転が再開されたが、福島第一原発事故の影響を受け、2012年までにすべての原子炉が停止した。●15年2月、3.4号機について原子力規制委員会は新規制基準によるGOサインを出したが、15年4月、福井地裁(樋口英明裁判長)は再稼働を認めない仮処分の決定。同年12月、福井地裁(林潤裁判長)は関西電力の異議申立を受けた異議審で先の再稼働差し止め仮処分を取り消し。●16年1月に3号機が、同じく2月に4号機が再稼働したが、4号機は直後に機器トラブルにより緊急停止。●16年3月には大津地裁(山本善彦裁判長)が、3・4号機について運転停止を命じる仮処分の決定を出し、運転中の3号機停止。7月異議審での関電の主張は退けられ、審理は大阪高裁へ。●一方、1・2号機については、16年6月、原子力規制委員会が運転を最長20年間延長することを認めた。建設から40年超の老朽原発で審査に合格し延長が許可されたのは初めて。
●現在、大阪高裁(山下郁夫裁判長)では3・4号機の大津地裁仮処分決定に対する抗告審が行なわれ、2月にも決定が出るもよう。もし、逆転判決が出れば、2月中の再稼働の可能性がある。

そういった中で、今回のデモ・集会の意味について次のように呼びかけられていました。
関電は、何が何でも早急に結 論を得て、再稼働に漕ぎ着けたいと躍起です。許してはなりません。これを許せば、関電は、世界的に見ても老朽な40年越え原発・高浜1、2号機、美浜3号機を含む他原発の再稼働の動きをさらに加速するでしょう。また、原子力規制委員会、政府、電力会社も、破綻した「もんじゅ」だけを切り捨て、それによって国民の信頼を回復して、荒唐無稽な核燃料サイクルをさらに推進するでしょう。 このような状況の中で、関西および福井の各地で原発全廃の運動を進めてきた「原子力発電に反対する福井県民会議」、「さいなら原発・びわこネットワーク」、「さよなら原発神戸アクション」、「さよなら原発なら県ネット」、[ストップ・ザ・もんじゅ]、「若狭の原発を考える会」は 、呼びかけ団体となって、大阪高裁決定前の1月22日(日)に、「高浜原発うごかすな!1.22関電包囲全国集会」を大阪で開催し、[原発NO!」の断固たる民意を司法に示し、全国に訴えたいと考えました。(呼びかけ文より引用。太字は筆者)
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(中之島での集会:これからデモ出発します)

さて、デモ・集会参加の記ですが、とにかく大変過酷な気象条件でした。集合場所の中之島の市役所隣は地下鉄淀屋橋をあがってすぐ、すでにおおぜいの参加者と、ノボリが賑やかにはためいていました。出発集会を終えてデモに出発、という段になって激しい雨。プラカードを手に雨傘さして水溜まりよけながら歩く。御堂筋を北上し左折して関西電力本店ビルの近くまで約1時間の行程でした。

関電本店包囲の集会は時間通り16時に始まりました。雨はあがり薄日もさしていましたが、こんどは強風。関電ビルの正面はまともに西からの寒風があたり、寒いこと寒いこと。でもここは耐えるしかない、と気力で頑張りました。立ち姿勢でできる肩腕や足の筋肉運動やりながら。

木原壯林さん(若狭の原発を考える会)の主催者挨拶に続き、全国各地からの連帯の報告と決意表明がなされました。福島を皮切りに南は川内から北は泊まで、原発立地で反原発を闘っている11団体が結集と、全国ほぼ網羅。また、地元の関西や福井県の反原発グループや労働者、障がい者などからの発言が続きました。

じっくり情報共有するには正直、時間も環境も不足するのですが、北陸・志賀原発から来られた方の、戦前・戦中の朝鮮人労働者の犠牲の上に建設された富山の黒部ダム(事業主体は関電)のエピソードや、「命を大切に」との脳性まひの方からの訴えは心に迫るものでした。

福井原発訴訟(滋賀)弁護団長の井戸謙一さんは、次のようにアピールされました。「大阪高裁決定」が厳しいものになると悲観的な予想が多いが、必ずしもそうではない。原発を動かせば必ず事故のリスクをともなう。そのリスクを住民に負わすことは許されないこと。車や新幹線にもリスクがあるという人がいるが、原発とは違う。なぜなら原発がなくても発電は可能だから。必要ないのにリスクは大きい、この原発の本質を裁判所が理解すれば、私たちは訴訟に勝てる、と。

最後に、若狭の原発事故では数百万人の避難者を生み、1450万人の水源びわ湖が汚染され深刻な事態を引き起こしかねないこと、自然災害と違って原発事故は止められること、私たちは原発の全廃を闘いとる、と決議して集会を終えました。参加者数はデモ450人、集会1000人だったそうです。悪天候にしては、よく集まったのではないでしょうか。
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(関電前集会:高浜原発うごかすな!の前で井戸謙一弁護団長の話に聴き入る)

追記:この前々日に高浜原発構内で、大型クレーン1台が核燃料を保管する建物に倒れこみ屋根を破損する事故が起こったばかり。暴風警報発令時などはクレーンを折り畳むなり寝かすなりするもの。自然の脅威をなめているなあと関電という会社の体質をあらためて思い知らされた一件でした。          
(sora)


以下に当日の動画があります。
https://www.youtube.com/watch?v=HxCCB6qqv1U


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